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天狗山 大岩から周回 てんぐやま 258.7m

大岩から天狗山、両崖山周回

2020-12-26 (こちら)
軽く歩こうと天狗山へ。ちょっと目先を変えて大岩から直接登ることにしました。いつもと違うコースを登るなら下山もいつもと違うルートで戻りたいものです。そこは里山ですから、道があってもなくてもどうにかなると思って下山コースは現地で決めることにしてとりあえず入山点へ。
大岩から天狗山へ直登するコースはよく手入れされていてあっという間に頂上に登り着くことができました。天狗山から両崖山を経て足利ハイキングコース主稜線を北にたどると最初のピークから踏み跡が下っています。この踏み跡をはずさないように急な尾根を一気に下ると入山点の200mほど先に下り立ちました。岩がちの尾根で楽しい下山路でした。

2023-2-26 (こちら)
久しぶりに足慣らしに周回してきました。マンサクがちょうど開花したところでした。あまりたくさんは咲いていないですが。

関連ページ 天狗山 両崖山 山火事跡 http://www.kimurass.co.jp/tenguyamaoiwafire.htm

    天狗山頂上
【日程】 2020年12月26日(こちら)
2023年2月26日 (こちら)
【山域】 安蘇前衛
【天候】 晴れ

【アクセス】 効率のよいルートはいくつかありますがわかりやすいのは足利市街から旧国道(県道67)を桐生方面に走り赤十字病院前を右折、道なりに大岩町へ。北関東道が見えたあたりで谷間をめがけて右の狭い道へ入ります。
極端に狭い道ですから脱輪に注意しながら最奥の作業小屋が見えるあたりまで。
対向車に遭うと難儀は必至です。
【駐車地】
最奥はぽつんと一軒家風の建物ですがここは下山点になりますのでその手前のこれもぽつんと一軒家風の建物入り口付近に1、2台の余地があります。(落ち葉で側溝が埋まっていて気づかずに落ちてしまいました。要注意です。)
現在は私の脱輪した地点は側溝を埋めて駐車地となっています。所有者に感謝、感謝。
【コース】
大岩登山口 - 御前岩 - 天狗山 -紫山 - 両崖山
- 分岐ピーク - 大岩

行程  2.5時間 経験者向き
【メモ】
2020-12-26
いきなり大トラブル:
湿性花壇

登山口がよくわからないままとりあえず車の向きを変えておこうと切り返していたら突然ドスン。側溝がすっかり落ち葉で埋まっていて気づきませんでした。ジャッキで持ち上げて車輪の下に石でも詰めようかと思ってもどうにもジャッキが入らず、これはレッカーを呼ぶしかない状況ですが狭い林道でとてもレッカー車は入れないよなぁ。人生最大のピンチだぞ。
途方に暮れていると道の上のぽつんと一軒家風の建物からおじさんたちがパイプやらブロックやらを抱えて下りてきました。パイプをてこにしてよいしょっと車を持ち上げて車輪の下に石を詰めて脱出させてくれました。いやぁ、手際のよいこと。感謝、感謝、感謝。(100文字くらい並べたいほどです。)
聞けば、このぽつんと一軒家風の建物のある場所はかつての屋敷跡で今は作業小屋を造って周囲の伐採やら植栽やらをして楽しんでいると言うことでした。またどこの里山でも悩みの種の竹の繁茂も適度に伐採して管理しているそうです。
道脇にはミズバショウ、ニッコウキスゲ、ユリなどを植栽した湿性花壇がありましたし、登山口の斜面にはたくさんのツツジが植えられていました。花の時期にお礼かたがたまた訪れてみたいものです。
思いのほか快適な登路:
御前岩

おじさんたちとしばし談笑してから庭先を通って登山道をたどりましたがこれがよく整備された道で快適です。ヤブコウジやマンリョウなど縁起ものの植物も目に付きます。
途中、ヒノキの植林地内に大岩が現れました。御前岩と言うらしいですが特段大きい岩でもなく名前が記されていなければ大きい岩があるなと思うくらいで通り過ぎてしまうかもしれません。
他にめぼしい見所と言えば展望岩棚があって大岩剣が峰周辺が真正面に見渡せます。
歩きやすい登山道は頂上まで続いていてあっという間に頂上にたどり着けます。天狗山頂上に達する最短のコースかもしれません。
誰とも会うこともなく登り着いた頂上には数組のハイカーが休憩中でした。かつてはほとんど登る人もなかったのに最近人気上昇中のようです。なんと言っても展望の良さが人気の理由かもしれません。天気に恵まれれば北アルプスまで届く大展望です。

    紫山から天狗山 ポヤポヤと薄毛のような疎林がご愛敬

周回コース:
天狗山から紫山、両崖山をたどって、さて下山はどうしましょう。地形図の破線は里山ではあまりアテにできないのでとりあえず尾根を歩いてそれらしい道跡でもあったらそこから下りようかと考えましたが、ちょっと記憶をたどると両崖山の次のピーク(ベンチのピーク)に西に下る踏み跡があったような。
ベンチのピークは人の多い両崖山を避けていつも休憩する場所ですがベンチに座って真正面に大岩剣が峰を眺める絶好の休憩場所です。
一枚岩の尾根
頂上から西に下る道跡は岩尾根から始まります。最初は石のごろごろした滑りやすい尾根ですが突然豪快な一枚岩が現れます。引っかかりも少ないので雨でも降ったあとはよほど注意しないとならない感じです。今日は乾ききった天候が続いているのでむしろ快適です。
こんなルートは誰も歩かないだろうと得意げな気分で下っていったら、なんと途中からマーカーが現れました。少なくとも新旧2種類のテープがありましたので、ひとりならずいるんですね、酔狂なやつって。
時間を隔てて、やぁ、仲間だね。

下山地:
途中から踏み跡ははなはだ怪しくなりますが、右手が浅い谷になると古い作業道が現れ(ネザサが茂っていてもはや道とは言えません。)すぐにしっかりした登山道に合流します。この登山道は天狗山と紫山との鞍部から下ってくる登山道のようです。(未確認)
合流点からわずかに下ると車道に出て丸太小屋がありました。ここが最奥の建物です。下方に入山点に駐車した車も見える距離です。
ちょうどここの住人が車で上がって来たので話を聞いたら住んでいるわけじゃなく山遊びに来る場所とのことでした。

    ヤブコウジ

2023-2-26

マンサク開花:
久しぶりに足慣らしに周回してきました。大岩からの登路もいまや静寂コースではなく30人ものグループが駆け上がってきてびっくり。いっときの大騒ぎの嵐が去るとまた静かなピークになりましたがそれでも常に数人のハイカーが早めの昼食やらコーヒータイムやらそれぞれ楽しんでいて人の姿など全くなかったかつての天狗山はどこへ。
天狗山からマンサク自生地、紫山分岐、両崖山、展望テラス往復、第1ベンチピークと回って第1ベンチから下山に掛かりました。さすがにこのコースでは他のハイカーには会うこともありません。角張った岩屑の下山に難儀しながら沢筋に降り立つと駐車地はすぐ先です。
【収穫】
(^_^;
2020-12-26 6片 10g
2023-2-26 22片 50g (^_^;
【便利帳】  コンビニ:大岩町に入るとありません。赤十字病院前を右折して両毛線踏切を渡った先の県道交差点に。
トイレ:なし
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