【メモ】 |
出張峠:
出張山
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駐車地からはよく整備された歩きやすい道で、それもそのはず、ここは関東ふれあいの道だそうです。ミズナラなどが程良く茂り涼しい快適な道ですが、ほとんど水平道と言って良いくらいでさっぱり高度が上がりません。
やがて登るともなく出張峠(でばりとうげ)。ふれあいの道はそのまま直進して下って行きますが五輪尾根登山道はここから右に折れて出張山へ向けてミニ縦走が始まります。
突然の急登で息も上がりますが満開のヤマツツジやズミが慰めてくれます。目を足下にやればクサタチバナ、サクラスミレなどがちょうど花期を迎えていました。
このあたりから西に見上げる鈴が岳は高度感満点です。
急登もわずかで出張山頂上へ。
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尾根道 |

黒檜山 |
五輪尾根:
出張山からおおむねなだらかな尾根の上り下りが続きやがて野坂峠の標識に出会いました。峠と言うより巻き道の分岐と言った方がいいかもしれません。参拝道は現在のハイキングとは異なり途中の頂上には用はないようです。沼田まで20kmと記されていました。
以前この野坂峠道を少し辿ったことがありましたが意外に道形がしっかりしていました。その昔は赤城神社を目指して麓の各地から参拝道が登ってきていたことがわかります。それにしても20kmとは。信心とは計り知れません。
黒檜山と大沼
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野坂峠からすぐ薬師岳頂上です。五輪尾根の最高峰です。
あたりはヤマツツジ、シロヤシオ、アオダモ、トウゴクミツバツツジなど初夏の木の花が賑やかでした。
薬師岳からしばらくなだらかな登降を繰り返すと小広い陣笠山の頂上に登り着きます。周囲のヤマツツジとレンゲツツジが見事でした。
見上げると高々と黒檜山が頭上に聳えていました。
下山は陣笠山を越えてわずかに下った地点から右に分岐する小尾根を辿ります。一部急坂もあって最後まで気が抜けません。やがて工事中のキャンプ場に降り立ったら駐車場までのんびり戻るだけ。
ずっとツツジと一緒の楽しいミニ縦走でした。
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ツツジに包まれる陣笠山頂上はハルゼミがうるさいほど
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