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長七郎山 ちょうしちろうやま 1578.9m

2014-10-12
関東平野を覆う雲海

強大な台風の襲来を予報するニュースのせいで何も予定を立てずにいたらその台風が足踏みしてどうやら風雨は先送りになりそうな様子。出遅れでも楽しめそうなところはと思案して赤城の長七郎山をぶらっと歩くことにしました。
車を走らせながら右に見る赤城山はすっかり雲に隠れて、これは霧の中、最悪雨に濡れてを歩くしかないかと思いましたし、実際に赤城道路を走っているうちはすっかり霧の中でした。ところが新坂平に登り着くとなんとすっかり晴れ上がって青空が広がりました。平野の曇り空は低層の雲だったというわけです。
小沼湖畔から長七郎山を周回しましたが、山上から眺める関東平野は一面の雲海に覆われこれまで見たこともないような雄大な景観にただただ興奮するばかりでした。
2018-5-19
ミツバツツジ満開(こちら)
朝目覚めると本格的な雨で計画していた山行を諦めてのんびり過ごそうと思っていたら、昼近くになってすっかり雲もとれて家に居るような天気じゃなくなってしまいました。ツツジの花が待っている。(^_^)
昼から出掛けてツツジを楽しめるというと赤城山以外に選択の余地はなく、急ぎ車を走らせました。1時間強で標高1500mの小沼の湖畔まで行けるなんてなんといいところに住んでいるんでしょう。(^_^)

関連ページ 
長七郎山おとぎの森 http://www.kimurass.co.jp/otoginomori.htm

銚子の伽藍 http://www.kimurass.co.jp/chousinogaran.htm


            長七郎山頂上 地蔵岳を見上げる
    下山路から長七郎山頂上
【日程】 2014年10月12日
2018年5月19日(こちら)
【山域】 赤城
【天候】 晴れ
【地図】 1/25000赤城山
昭文社 赤城・皇海・筑波

【アクセス】 前橋から赤城道路を上り新坂平、大沼湖畔を過ぎ鳥居峠の手前から小沼方面に右折。登り切った地点が小沼駐車場。
【駐車地】 大駐車場。
数十台。
【コース】
小沼駐車場
- 小沼平 - 長七郎山 − おとぎの森分岐 - 小沼 - 小沼平
実行程約1時間 初心者
向き
【メモ】
2014-10-12
どんより曇った上州路:
北関東道、国道17号バイパスをつないでとても便利になった赤城山ですが、今日に限ってはどんよりと曇っていつもの快適なアプローチとはちがいどうも意気上がりません。
赤城道路を走り始めて標高1000mほどになるとすっかり霧に包まれました。これでは霧の中を歩くしかないかな。
ところが赤城道路を上りきった途端に霧は消えて青空が広がっていました。
さらに大沼湖畔に向かうと眼前に最高峰黒檜山が秋の陽を受けてくっきり聳えています。これまでのどんよりした空模様からは想像もできない明るさです。
湖畔を走り抜けると左手に覚満淵を見ますがここだけは地形の関係か霧に包まれていました。
鳥居峠手前で右折して小沼湖畔の駐車場までは車でほんの一登りです。

小沼からのんびりと長七郎山へ:
雲海の先に足尾、日光の山々
駐車場から湖畔には下りないで左手のチェンの張ってある広い道を進みます。
湖畔のモミジはまだ色づいていますがダケカンバなど他の樹木はもう落葉が始まっています。見たところ色づく前に寒気がやってきたらしく緑が残っているまま枯葉になっています。どうやらこのあたりの紅葉は不発だったようです。
ここから頂上まで約100mそこそこですから急ぐこともありません。
ほんの少し登ったところで左手に開けた箇所がありここから黒檜山とその先の上州武尊山を展望できます。上州武尊山の右には尾瀬の至仏山、左には巻機山から朝日岳、白毛門の山塊、そして谷川岳の連峰まで見通すことができます。
ジグザグを切った道をダラダラと登ってあっという間に稜線に達し、そこからは尾根道となります。
所々に展望地があって東、北東側が大きく広がっています。足下まで雲が迫ってその先は足尾、奥日光まで雲海が続いています。その雲海の先に足尾の袈裟丸山、鋸山、皇海山、奥日光の日光白根山、錫ヶ岳が並びなんとも雄大で山深い山群の姿に思わず歓声を上げました。

     左・日光白根山、右・皇海山

関東平野はすっぽり雲海の下:
展望を楽しみながらのんびりと尾根をたどるとほどなく頂上です。頂上直前の展望地からは足尾、日光が手に取るようです。
広い平坦な頂上の北端に三角点があります。頂上部は裸地と草地とが半々くらいで二、三のグループがお弁当を広げていました。
雲海の関東平野、その先には富士山
 
頂上からの展望は圧巻です。
南に広がる関東平野、その全てがすっぽり雲海の下、なんという広がりでしょう。これほどの雲海はこれまで見たことがありません。
そしてその雲海の先には富士山の姿も。
その連なりには奥秩父、八ヶ岳が続き、さらには浅間山、四阿山など上信国境の山々が続きます。浅間山と四阿山の間に北アルプスが見えるはずですが目を凝らしても見えるような見えないような。
雲海の広がりを見るとどうやら1200m〜1300mほどらしくこの高さに達しない安蘇山塊や筑波山、奥武蔵、西上州などは雲の下でした。

小沼 黒檜山
小沼:
頂上でゆっくり昼食をとってから小沼目指して下山です。
いかにも火山らしい小砂利の斜面の下り始めると広いガレ地があります。小沼から見ても平野部から見てもなんだかパッとしない姿の長七郎山ですがここから見返るとけっこう立派な姿で聳えています。
登路に比べると急で滑りやすい箇所もありますが、特に危険なところもなくあっという間に小沼に通じる道に降り着きます。下り立った地点から左に折れるとおとぎの森や銚子の伽藍ですが私たちは右に折れて小沼までほんの100mたらずです。
湖の流出部には堰があって水位を調節していますが、でも小沼は人工湖ではありません。
堰のあたりから見る小沼は遠景に黒檜山を配してなかなか好ましい姿です。既に紅葉は終わってカエデの仲間だけが居残りのように色づいていました。
堰から道は右と左に分かれますが左側は車も通れるような道ですからハイカーは右の湖畔の道を歩きます。木の根や石畳で歩きにくい道ですが春にはドウダンの花、秋にはその紅葉など楽しめます。人の気配を察して岸辺にやってくる鯉にびっくりしましたがパン屑を投げても無視されてしまいました。堰から半周すると砂浜になりほどなく駐車場のある小沼平です。
なお、今でこそ案内板のローマ字表記がKONUMAとなっているものがありますが、大沼と小沼は「おの、この」が正しい呼び方です。

    小沼から長七郎山
 
   湖畔の紅葉

2018-5-19
ミツバツツジ満開:

小沼の駐車場から道路を渡り、小沼には下りずに左手へ歩道を登ります。いきなりトウゴクミツバツツジやズミの花がお出迎え。この先頂上までトウゴクミツバツツジを眺めながら歩きます。
ヤマツツジやシロヤシオもわずかに開花していますが満開にはまだまだ早すぎるようです。
頂上からは主峰黒檜山、足尾の袈裟丸山と皇海山、西に榛名山と浅間山が眺められます。そして眼下には赤城山の裾野が広がって桐生、太田、伊勢崎などの市街地も一望できます。
そのまま頂上を越えて下山し、小沼を反時計回りに駐車場まで戻りました。小沼の湖畔は水辺で気温が低いのかたくさんのシロヤシオもまだ開花まで日数を要しそうでした。

   トウゴクミツバツツジ

   裾野の先に桐生市街

    黒檜山 右奥は皇海山
【便利帳】 トイレ:駐車場
【収穫】(^_^; 32片 60g