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  田代山1926m  

豪雨に遭って難儀したものの、そのおかげもあって静かな頂上湿原を満喫できました 
 

30年ほど前、まだあまり世に知られていない頃には足繁く通った田代山ですが、最近は数年前に登ったきりとんとご無沙汰でいました。久しぶりに登った頂上湿原、人気のコースとなった今もあまり荒れることもなく小さな花々が咲き競っていました。
それにしてもすごい雨だったなぁ。(^^;

【日程】 2003年7月20日
【山域】 南会津
【地図】 1/25000湯西川、帝釈山
【アクセス】 東北道からなら西那須野塩原ICから塩原温泉、尾頭トンネル、山王トンネルと繋いで会津に入り、
野岩鉄道をくぐってすぐ左折。R352に入り舘岩村の中心で湯ノ花温泉方面に左折。約20km弱で
登山口。
以前あった北登山口は道が判らなくなっています。
【駐車地】 旧北登山口広場に2,30台。南登山口に10数台。
歩いてもわずかですから、広く、トイレもある旧北登山口が
オススメ。
【コース】 登山口 - 小田代−山頂湿原 −弘法沼−避難小屋(往復)
実行程約4時間 一般向き

  ニッコウキスゲの咲く小田代

【メモ】 登り始めるや豪雨:
アプローチでは青空が広がり、今日は大当たりだと話していたのがウソのよう。歩き始めからポツポツ来たかと思うと徐々に雨足繁くなりついには猛烈な雨となりました。登るにも戻るにも、とても歩けたものではなく、傘を拡げてじっと停滞すること30分。やがて小振りになった時点で、さてどうしたものか迷った末、雲の上がりを見て上を目指すことに決めました。
県境尾根の雲が徐々に上がって鮮やかな緑が拡がっていく様は雨に耐えたハイカーへのご褒美です。

小田代は湿原植物いっぱい:
霧の上がる県境尾根
樹林の中の急登が一旦終わると小田代に出ます。キンコウカ、サワラン、トキソウ、ヒメシャクナゲ、ニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲなどがそこここに花開いて絶好の休憩ポイントです。
ただし、湿原なので車座になる場所もなく木道に一列に並んで一息入れるしかありません
そこから頂上まではほんの一登りですが、これが急登につぐ急登、ぐんぐん高度を上げていきます。最初はシラビソの樹林ですが、徐々に灌木が混じってくるとひょいと山頂湿原の一角に飛び出します。振り返ると県境の稜線を霧が上がっていきます。


意外に花はひっそり:
キンコウカ
広々とした頂上湿原はまだまだ乾燥化は進んではいず、そこここに池溏もあり、ここが頂上であることが信じられません。
ここはじつに不思議な地形で、航空写真を見ると、正真正銘の頂上でここで降った雨水以外に流れ込んでくることがなく、よくぞこれだけの湿地が維持されているものです。相当の降雨量があるのでしょう。
湿原にはニッコウキスゲ、ヒメシャクナゲ、サワランなどが咲いていますが、ここの湿原の植生の特徴はなんと言ってもキンコウカの個体の多さです。満開時はびっしりキンコウカに敷きつめられる感じです。もっともあまり鮮やかな花ではありませんので、意外に艶やかさもなく、湿原全体、花に包まれるという感じはありません。
弘法池はかつての大きさからすると半分以下になってしまった感じですが、この湿原の瞳の役割には変わりなく、ここまでで引き返すハイカーも多いようです。
また雨足も繁くなり、とりあえず最高点近く、湿原の終わる山頂端に建つ避難小屋に退散。この小屋はかつての弘法小屋を建て替えたものでしっかりした造りの清潔な小屋です。こんな時にはありがたい存在です。

小一時間ほど雨をやり過ごし、往路を戻りました。

【便利帳】 トイレ:登山口および避難小屋の前。
パンフレット:ぜひとも舘岩村の観光案内所に立ち寄って田代山のパンフレットを入手しましょう。
パンフレットに載っている航空写真、田代山の特異な姿にあっと驚きます。