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  男体山2484.4m

中禅寺湖を真上から俯瞰
栃木県の象徴といっていい男体山。じつは登ったことがありませんでした、栃木に住んでて。(^_^; これじゃ話になんないぞ。
勝手な思いこみですが、なんだか急登で炎天に炙られる印象があって、なかなか足の向かない遠い山のままで今まで来てしまったのです。県内どこからでも眺められる山ですからやはり一度は登っておかないと。
中宮祠からやっつけるのがお作法というものですが、裏口からこっそり、という感じで裏男体林道志津越えからちょっとずるっこで登ってきました。シラビソ、コメツガ主体の樹林の中の登りなので背中を炙られることはありませんでしたが、風も通らず、暑いのなんの。おまけに体調不良で顎が出てしまい、思っていた以上に登り応えのあった半日コースとなってしまいました。
季節が中途半端で見るべき花も少なく、ひたすら高度を稼ぐ2時間でしたが、それでも花好きの習性か、無理矢理にでも楽しい道にしてしまえるのは私の得意技です。ダイモンジソウ、ウメバチソウ、イチヤクソウがひっそり控えめに花開いていました。頂稜部には盛りは過ぎてしまっていましたが、黄色の花ハンゴンソウ、マルバダケブキも咲いていました。
そして待望の頂上、見下ろす中禅寺湖の景観が印象的でした。また、日光の山々がぐるりとりまいてさすが第一級の展望台です。遠く、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、田代山なども遠望できました。むしろ秋の澄んだ遠望を得られる季節に登りたい山です。

【日程】 2005年8月21日
2008年7月20日
【山域】 日光
【天候】 2005晴れ 2008曇り
【地図】 1/25000男体山
【アクセス】 国道120号から光徳入り口右折、1km弱走ると右に折れる分岐があるのでそこを右折、わずかでさらに裏男体林道に左折。途中太郎山方面への道を分けて志津駐車場。
三本松からはすんなり行けないようです。
【駐車地】

   志津越え駐車地

    分岐林道奥駐車地
十数台。いっぱいなら手前の路肩へ。また志津小屋方面に林道が分岐して延びていますがこちらへ進んで路肩に停められます。
【コース】 志津越え駐車地 - 志津小屋 −二合目堰堤 − ガレ(女峰山展望地) − 男体山(往復)
実行程約4時間

   山頂より中禅寺湖(千手ヶ浜方面)

湯の湖、日光白根山

 頂上・二荒山大神像 でけぇ、どうやって持ち上げたんだ

【メモ】 2005−8−21
駐車場はいっぱいでしたが:

日光道路を走っているときは曇り空で、これはダメだ、小田代ヶ原あたりでのんびりしようか、と思っていましたが、鳴虫山トンネルを抜けるとなんと男体山が青空の中にくっきり。山の天気はわからないものです。
戦場ヶ原が終わろうかというあたりで右折して裏男体林道を走るとあっという間に志津越えの駐車地へ。裏男体林道はほとんど舗装路で快適に走れますが、すれ違いが困難な箇所もあり、また笹がせり出して見通しが悪いので運転には注意が必要なようです。
志津越えは明るく開けた平地で、裏男体林道はそのまま先へ続いていますが、ここから北へ大真名子山、南へ男体山へと登る登山道の十字路ともなっています。
駐車場には大型バスも入り込んでいましたが、その団体は女峰山を目指して林道を歩いて行きました。男体山へのコースではハイカーの数も少なく、ここ志津は最近ではむしろ女峰山へのスタート点となってしまった感があります。

樹林の道:
太郎山

男体山に向けてわずかに林道を歩くと右に登山道が分かれます。この登山道に入るとすぐにがっしりした志津小屋の前に出ます。小屋はしっかりした造りで管理も良く快適に泊まれそうですが、水場は澱んでいてちょっと使えないかなという印象です。
小屋の先からシラビソ、コメツガの林となり、この林相はこのまま頂稜部までずっと続きます。あまり巨木はなくほとんど幼樹で占められているのが不思議です。樹林の中、ひたすら登るのみの単調な道ですが、何カ所か、ガレに出ると太郎山、大真名子山、女峰山の姿を仰ぎ見ることができます。
樹林の上部ではイチヤクソウ、ダイモンジソウ、ウメバチソウが白い花を咲かせて単調な登りを慰めてくれます。とりわけダイモンジソウは火山性の山などで樹林の中のガレにひっそり咲いている姿が印象的ですが、ここではかなりの数があってみごとです。

明るい頂稜部:
頂上、一等三角点
頂稜部は平野から見る台形の姿の印象とはまったく違って、縦走路のような長く延びた山体となっています。まずはマルバダケブキのお出迎え。ずっと樹林の登りでしたから、黄色の派手な花は印象的です。ハンゴンソウも小規模ながら群落を作っていました。
ここからはぐるり日光の山々が一望です。背後には太郎山が立派です。また日光白根山の高さはやはり群を抜いていて、ここから見ても高いなぁ、さすが日光の盟主と呼ぶにふさわしい姿です。
長く延びた頂稜部の最高点に一等三角点、さらに先に社務所、二荒山神社奥宮、二荒山大神像、展望方位盤などが建っていてにぎやかです。
奥宮の前からの展望は眼下に中禅寺湖、その向かいに南岸尾根、右には中禅寺湖の先に国境尾根、なんとも素晴らしい景観です。南岸の阿世潟峠のすきまにはわずかに足尾側の沢がのぞいています。中禅寺湖の上野島、八丁出島、千手ガ浜なども眼の下です。残念ながら、南岸尾根の先の足尾、安蘇の山塊や関東平野の広がりは雲に遮られてしまいました。
しばし展望を楽しんでから、騒々しい南縁の奥宮前を退散して(おじさんたち、なんでそうでかい声なんだぁ!)、三角点北の静かな展望地で昼食としました。向かいはデンと日光白根のピーク、それを取り巻く白根隠、前白根
実をつけたシラビソ
、金精山などの派生ピーク、右に温泉ヶ岳、根名草山などが一望で、その先には燧ヶ岳、会津駒ヶ岳も見通せました。間近には太郎山が大きく、その右奥には県境尾根の連なりの中に特異な形の田代山も認められました。
下山は往路をそのまま戻りましたが、単調な樹林の下りは暑くて参りました。ただし、ここのシラビソ、コメツガの林は樹齢こそ若いもののびっしりと生育していて、針葉樹特有の香気を胸一杯に吸い込むと森の精気を体に取り込んだ気分になります。

2008−7−20
あいにくの曇り空:

栃木県の象徴とも言える男体山ですが、登ったことがないという仲間がいて、これは一度登っておかなくてはということで出かけました。
志津越え付近では青空も見えたのですが、それでも山頂部は雲に隠れていて不安なスタートでした。
登るほどに上空は雲に覆われて山頂に着いた頃には全く展望も得られず、しばらく待ってから諦めて下山しました。

男体山の花(クリックで拡大)

 ダイモンジソウ

 マルバダケブキ
【収穫】(^_^; 2005-8-21 
98片 500g 花火 ダァホッ!
2008-7-20
73片 360g 靴底拾てもた(^_^;