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小丸山南面 こまるやま
ロボット雨量計を目指すも隣の尾根に引きずられて小丸山まで
昔、弓の手コースの大笹原の真ん中を突っ切ってさらにヒライデ沢支流を越えて笹尾根に達しその尾根を上り詰めたらロボット雨量計に登り着いたことがあります。背丈の短いミヤコザサの尾根は快適そのものでしたし、そのころはあまり袈裟丸山群を知らなかったこともありちょっとした冒険気分を味わいました。
現在では道を外して歩くと口うるさいおじさんたちに叱られますので丸見えの弓の手コース大笹原を突っ切るわけにも行かず逆にヒライデ沢側からとりついてロボット雨量計まで登ろうと計画しました。
しかしヒライデ沢沿いから見上げるロボット雨量計の尾根は高々と遙か上方に見えていきなり戦意喪失、ごそごそと藪歩きしているうちに目的地も定まらないままなんと小丸山まで登ってしまいました。最初の計画の方がはるかに楽ちんだったわけです。
一般ハイキングコースではありません
【日程】 2024年5月11日 【山域】 足尾・袈裟丸山 【天候】 晴れ
【アクセス】 群馬側から国道122号足尾方向に草木ダムの先、沢入で寝釈迦の案内に従って左折。途中塔ノ沢コース分岐を見送り、バラ沢峠経由で弓の手コースの登山口の折場口を過ぎ、さらにそのまま進むんで折場橋を通過してその先の石楠花橋が入山点。
あるいは、小中より大滝方面に入り、大滝を過ぎ右折して(左折で群界尾根方向)石楠花橋まで。【駐車地】 石楠花橋先の路肩に駐車余地 【コース】
石楠花橋 − 作業道 − 笹藪を突いてヒライデ沢に降りる
- ヒライデ沢沿いに登る -小丸山南面直登
- 昔の小丸山巻き道 -ロボット雨量計 - 賽の河原
- 折場口 - 石楠花橋
約4時関
ベテラン向き
鹿クンお出迎え
いつもの主稜線ルンルン
【メモ】
あまりに高いロボット雨量計の尾根:
ロボット雨量計方面の新緑
計画ではヒライデ沢支流から目指す尾根まで一気に登るつもりでしたが沢の支流を渡るのを躊躇してる間にどんどん標高差が嵩んできて見上げる尾根は遙か上の方になって早くも戦意喪失、結局ルートも定まらないままうろうろ笹藪を歩く羽目になりました。決断は早ければ早いほどいいという見本のような失態でした。まあそもそもがうろうろしにやってきたようなものですからいいんですけど。(^_^;
見上げる新緑は青空とマッチして気分は上々です。ちょうどミツバツツジが満開でした。
新緑の沢筋を登る
ミツバツツジ
いつのまにか沢もかわいいものに:
ヒライデ沢支流
ヒライデ沢支流下部では右に左に徒渉に苦労していましたが徐々に小沢となって自由に歩けるようになりました。
その小沢も消えると落葉樹林とミヤコザサの袈裟丸山らしい斜面となりあとは笹をかき分けてぐんぐん登るに任せるだけ。
そのうち背丈の低い笹尾根となって(多分鹿が食い尽くしたためと思われます。)委細かまわず上へ上へと歩けるようになりました。
主稜線に飛び出す:
小丸山直下の笹尾根 ![]()
突然進んできた方向と交差する踏み跡に出ましたがこれが昔の小丸山巻き道のようです。最近はあまり歩かれないようで道形が薄れて乱れています。登山者のせいか鹿のせいかもう笹もほとんど消えかかっていて歩くにはらくちんです。
先行メンバーは小丸山頂上まで登りましたがそもそも最初から頂上を目指していない大方のメンバーは巻き道で今日の行程完了。
少し巻き道をたどると小丸山から下ってきた主稜線の登山道に合流してルンルンの尾根道となり賽の河原、大笹原を経て折場登山口まではなんの苦労もありません。
巻き道の合流点付近で数頭の鹿の群れがこっちを観察していました。鹿にしろ熊にしろ最近の野生動物って人擦れしてるのか人に遭っても逃げないみたいです。【便利帳】 コンビニ:道の駅くろほねやまびこの隣
トイレ:道の駅くろほねやまびこ、折場登山口