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  鎌倉岳 かまくらだけ 966.6m  

なだらかな山々が続く阿武隈で異彩を放つ岩峰 
 

緩い円錐形をポコリポコリと持ち上げて居並ぶ阿武隈の山々、その中にあって鎌倉岳は頂上に鋭く岩をもたげて周囲とは異質の雰囲気を放っています。実際に登ってみても他の阿武隈の山々が小広い平頂が多い中でこの鎌倉岳は花崗岩が累々と折り重なって多少高度感もあり頂上付近は鋭峰の感じさえします。とはいえやはり阿武隈の山、全体を見ればきつい登りも少なく半日行程ののんびり山行を楽しむことができます。


   鎌倉岳頂上

   色づくモミジ
【日程】 2017年11月3日
【山域】 阿武隈
【天候】  快晴 
【アクセス】 常磐道船引三春ICから国道288船引バイパスへ。すぐにバイパスは途切れるので右折して旧道へ(旧道は左折)。
その先は道なりですが船引でY字分岐があります。ここは左折して国道をそのまま走ります。
常葉で鎌倉岳登山口方向へ左折しますが、まず常葉の中心地から鎌倉岳案内に従って県道を走るかあるいはその先の山根から左折して狭い道を経て県道に出るかします。どちらもちょっとわかりにくいので案内を見逃さないように注意が必要です。
ムシムシランドやカブト屋敷の案内が目立ちますのでこれに従って走ると良いかも知れません。
丘陵地を縫って続く道路は最近整備されたようで更新していないナビでは案内してくれませんので注意が必要です。ナビ不調でも見上げればすぐにそれとわかる鎌倉岳ですからその西側麓を走る道路だと頭に入れておけばなんとかなるはずです。
カブト屋敷を過ぎるとすぐに右に中野区少年自然の家がありその入口に駐車広場があります。(仮設トイレあり)
【駐車地】
二十台ほど。
【コース】

駐車場登山口−植林地内の平坦登山道−石切場跡
−落葉樹帯の急登−鎌倉岳(往復)
実行程約3時間 一般向き 
【メモ】
一切経山のはずが:

   恨めしく見上げる一切経山
噴火警報だったり雨天だったりでなかなか登れずにいた一切経山、これ以上ないという快晴の予報にそれっとばかり出掛けました。今度こそ間違いなく頂上からの五色沼の眺望をわがものに。
ところがなんとこんな快晴なのにスカイラインが積雪で通行止めとなって途中に無情のフェンズが通せんぼしていました。道路パトロールの職員にお聞きしたところ先日の降雪で吹きだまりでは数十pほどの積雪だそうで、たぶん終日閉鎖だとのことでした。あらららあ、またかよ。
見上げる稜線は真っ青な空の下で新雪を被ってくっきり、なんてことだ。
どうにも方法がなく次の手として考えていた阿武隈の鎌倉岳に転進と相成りました。
スカイラインを下ってまた東北道を戻り、磐越道の船引三春ICを目指します。

大岩があちこちに
紅葉の登路:
磐越道船引三春ICからのアクセスがちょっと複雑ですがどうにか登山口の中野区少年自然の家前の駐車広場へ到着。登山口は少年の家方向へ少し登った途中にあります。
植林地内の広い登山道はこんななだらかではいつになったら頂上に着くものやらと心配になるほどですが、石切場跡を過ぎると帳尻合わせのような急登が待っています。
石切場跡はかつて黒みがけを切り出していた跡で、そこここに切り出し途中の大石が転がっています。石の間からは清冽な湧き水が流れ出しています。
中腹の紅葉
石を切り出していただけあって登山道脇のあちこちに花崗岩質の大岩が現れます。
蛙のような形やきのこのような形など子供と一緒ならちょっと楽しい岩巡りになるかも知れません。
石切場跡を過ぎたあたりからそれらの岩がちょうど盛りの紅葉をまとって素晴らしい景観を呈しています。

絶景の頂上:
頂上より前衛峰、殿上山、移ヶ岳、遠く吾妻山と安達太良山
ロープ頼りの登りや木の階段を経て登り着いた待望の頂上には石祠、三角点、山名板があり、あたりは岩が折り重なって絶好の展望台となっています。
すぐ隣の前衛峰の岩場がなかなか格好良く目立って見えます。その先に殿上山、さらにその向こうに移ヶ岳、そして中通りのその向こうには先ほど撤退してきた吾妻山や安達太良山も見えます。
振り返ると自衛隊のアンテナが林立する大滝根山、目を左にやると隣の五十人山、さらに左に方角を変えると日山など阿武隈の主だった山が全て見えるほどです。
柔らかな陽差しを浴びながら展望を楽しんだ後はゆっくり昼食にしました。
帰路は往路をそのまま戻りましたが落ち葉が滑ってけっこう難儀をしました。
五十人山
【便利帳】 トイレ:駐車場。仮設トイレなのでできれば国道沿いのコンビニなどでお借りした方が賢明かと思います。
コンビニ:国道288沿いに多数。常葉を過ぎるとありませんのでお早めに。
【収穫】(^_^;  6片 40g
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