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相馬山 そうまさん1411m

どこからでも目立つ榛名の鋭鋒

暑かった夏もやっと去って秋らしくなってきたのでのんびり榛名を歩いてきました。
相馬山は榛名外輪山の一角にある鋭鋒です。その姿はどこからでもそれとわかるとんがりで、見ただけで急登を強いられそうな気がします。しかし、実際は標高差はわずかで、急登ではあっても息を切らす前に頂上に登り着いてしまいます。
あいにく雲に邪魔されて遠望はかないませんでしたが、榛名の山々を一望し、また深い谷を見下ろす爽快な景観を楽しむことができました。


       頂上の石像群
         スルス岩頂上の烏天狗像 背景は榛名富士と烏帽子岳
【日程】 2011年10月2日
【山域】 榛名
【天候】 曇り時々晴
【地図】 1/25000伊香保 榛名山

【アクセス】 渋川ICから伊香保を目指して渋川市街を抜け、伊香保を通り過ぎて榛名湖方面へ。
【駐車地】
ヤセオネ峠を過ぎて直線道路を直進し、松の沢峠方向への道に左折。すぐ右側にグランドがあり駐車場、トイレ、東屋があります。
【コース】
駐車場 - 磨墨峠 - 磨墨岩往復 - 鳥居
- 相馬山 - 磨墨峠 - 沼ノ原 - 駐車場

全行程 3時間 初心者向き
【メモ】
磨墨岩を見上げる
 
近寄ると思いのほか険しそうな磨墨岩:
駐車場から道を隔てて草原が広がっています。かつては湿地だったというのですがすっかり乾燥化しています。立派な木道がありますので踏み荒らされる心配は減ったようですが、山側に向かうとすぐにその木道もなくなりよく踏まれた遊歩道となります。
道なりに進むと緩やかな登りとなり難なく尾根に飛び出します。磨墨峠(するすとうげ)です。
いったん相馬山方向に進みましたが東屋で一休みして振り返ると磨墨岩が大きく聳えています。車道から見るとかわいいコブ程度にしか見えなかったのがここから見上げると意外な大きさで、これは登らないわけにはいきません。
峠まで戻りそのまま尾根を登り返すとすぐに縦走路が巻き道となって分かれます。直登の道はいきなり険しい登りとなります。鉄梯子を一登りで磨墨岩頂上。右に烏天狗の石像の岩、左は少し高く盛り上がっていますが藪が絡んでいる岩。やはり低くても烏天狗の岩がメインの岩とするのがいいかなと思えます。
展望は抜群、榛名の山々が一望です。たぶん上州の名だたる山がずらり展望できるはずですが、あいにくこの日は靄の中でした。
東屋までもどってしばらくはなだらかな尾根をたどります。やがて赤い鳥居が現れますが、ここはヤセオネ峠方向への分岐でもあります。
ここから急登に次ぐ急登、どこから見ても険しそうな姿に見える山ですから当然です。
道の脇のそこここに石仏が立っていて、この山がとても宗教色の濃いことがわかります。いろいろな捧げ物があり今もなお篤く信仰されているようです。
頂上はたくさんの石像で賑やかです。山頂神社ですから普通の山の山頂とは違って本殿あり石柵ありお焚きの炉ありで登山者のためにはしつらえてはなくゆっくり展望を楽しむ雰囲気はありません。もっともあいにくの天候で遠望は全く期待できないので同じことです。

         磨墨岩から相馬山

       鳥居から急登が始まる     

大雪渓の花(クリックで拡大)

  ダイモンジソウ

  クサボケ

  マツムシソウ

  トリカブト


ミズナラと榛名富士
 
のんびり下山:
往路をそのまま戻りましたが、磨墨峠から原に下ったところで分岐を直進して原をのんびり散策しました。秋の花が咲き残ってそれらを写真に納めながら木道を戻りました。

相馬山を振り返る
【便利帳】 トイレ:グランド駐車場
コンビニ:渋川市内で済ませた方が無難です
【収穫】(^_^;  32片 60g