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谷倉山(599.4m) 星野から藪山を周回


東北道で栃木を過ぎると左手に安蘇山塊が目に入りますが、山好きでない限りこの一見凡庸に見える山並みに興味を持つ人も少ないでしょう。さらにその前衛にゆったり横たわる平頂に目のいく人はよほどの渋好みか偏屈なハイカーですね。(^^)
栃木、西方、粟野の境をなす谷倉山は無粋な大アンテナがなければどこが頂上か判らないほど緩やかにゆったり見えます。安蘇の最前衛でしかも大アンテナが建てられているということは大展望が約束されているも同然ですね。
緩やかな日だまりの尾根ののんびり歩いて頂上で大展望、そんなつもりで出かけたのですが。
(一般ハイキングコースではありません。)
【山域】
【日程】 2001年2月18日
【天候】 安蘇
【天候】
【地図】 1/25000下野大柿
【アクセス】 栃木ICからなら尻内、鍋山経由で星野まで。 星野のカタクリ群生地入り口をやり過ごし永野川を渡ってすぐ広い道を右折、300m程で道が右にカーブする地点で直進する林道に入ります。(一般車乗り入れ禁止の看板がありますが、観光シーズンでなければ大丈夫でしょう。観光シーズンにはちょっと困ります。)
【駐車地】 地層観察舎脇を通って200m程の林道脇に駐車。
【コース】 星野−465m峰−旧い峠−谷倉山−493m峰−星野
465m峰まで45分、さらに頂上まで45分、下山に1時間
    谷倉山頂上

【メモ】 入山の林道:
星野の里は花の時期を前にまだ静かなたたずまい。それでも駐車場には十数台の車があって、レストランやら喫茶店やらけっこう訪れる人も多いようです。まあ、人それぞれですからいいんですけど、私には作り物っぽいここでセツブンソウやカタクリをめでるよりは、一輪でいいから雑木林で見つけた花がいいですね。
星野の地層観察舎脇を通って200m程の林道脇に駐車。そのまま林道を進むとやがて沢筋の山道となり道が二分します。右が旧い峠道、左は作業道の跡。左には目印紐があり、ここはどうせなら465m峰経由でミニ縦走してもいいかなと思って左に道を取りました。

465m峰まで急登:
やがてジグザグ登りで谷筋を離れ支尾根を登るようになると道形は消え植林地と雑木林の林相界を急登させられます。目印紐は相変わらず続いてうるさいほどです。
イバラが現れるとほどなく465m峰頂上に飛び出しました。期待した展望は木の間越しとなってしまいましたがそれでも日光連山が白く輝いていました。

雪のおかげで快適な縦走:
ここからの尾根は雪に覆われていましたが、程良くしまってスパッツを出すほどのこともありません。尾根筋は所々イバラが被っているようですが雪のおかげで快適に歩けました。まっさらな雪を蹴散らして歩く気分は低山ならではです。
途中入山点で右に分けた山道が尾根を越えていました。かつては大柿に抜ける峠道だったようです。ここから雪の上に古い足跡が迎えてくれました。なんて酔狂な御仁が。頂上から峠道経由で下山したようです。
なだらかな尾根は展望もなく坦々としたものですが、頂上手前の平坦尾根では雑木の林床をまばらな笹が埋めるこの山域独特の景観で安蘇の山に来た気分になりほっとしました。コナラの落ち葉がカサコソ、気分満点です。

頂上には大アンテナ:
頂上は小さなブリキの山名板が藪の中の立木に架かっているばかりで、一帯は大アンテナがのさばっていてそそくさと退散するほかありません。
粟野あるいは西方方面から巡視道路が上がってきていました。2基のうち1基は粟野のTVアンテナだそうで、きっと粟野からの道かもしれません。
期待の大展望ですが、アンテナって樹林の上に頭を出してるんですね。当然ですが。(^^; 日光方面には雑木の藪、関東平野には檜林が目隠しとなって展望ゼロでした。

下山路:
星野から谷倉山

頂上からは明瞭な踏み跡が尾根を通っていますので快適に歩が進みましたが、調子にのって飛ばして駐車地から遠くなるのも困りますから493m峰を踏んでから星野を目指して一気に駆け下りました。かすかな作業道の痕跡はあるもののアテにできる道はなく植林地の中を適当に歩きました。
支尾根の北斜面で雪が多く難儀しましたが、相当荒れた藪沢なのでかえって雪のおかげで藪に掴まらずにすみました。結果的には沢筋の道はなく、最後まで沢に下りずにあくまで支尾根上を下った方が楽だったようです。
シャガ群生地を過ぎ、堰堤が現れるとのどかな星野の奥の畑地に出ました。