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  弥彦山 634m 八枚川コース 

八枚川コースのユキワリソウはすごいという情報を得て、今年は恒例の角田山を蹴って弥彦山へ 
 
越後の春一番山行は角田山が恒例となっていましたが、観光地とばかり認識していた弥彦山もコースを選べば花いっぱいの静かな山歩きが楽しめるという話を得て、今年は角田山を蹴って弥彦に登ってみることにしました。
確かに静かで、カタクリやユキワリソウ(オオミスミソウ)もたくさん咲いていましたが、春というのに雪に見舞われて、散々な山行となってしまいました。次回、大展望を楽しみながら花の中を歩きたいものです。
でも、遠路はるばる出かけた私たちを雪にもめげずけなげな姿で迎えてくれた花たちには感謝。
【日程】 2004年4月4日
【山域】 越後
【地図】 1/25000弥彦
【アクセス】 関越道から北陸道三条燕ICへ。ICから弥彦神社を目指しますが、道路案内はどれも弥彦神社を指し示していますので迷うこともないはずです。弥彦駅の手前で左折、観音寺を経て弥彦山スカイラインへ通じる道路を登ります。一カ所急なヘアピンを通過後、橋を渡ったら先ほどよりやや緩いヘアピンの箇所が八枚川に沿う林道分岐です。舗装されているもののやや狭いその林道の終点が駐車場、登山口です。
【駐車地】 林道終点に10台程度。
【コース】 登山口 - カタクリ、ユキワリソウ群落 − 階段 − 広い登山道 − アンテナ − 頂上 (往復)
実行程約4時間 初心者向き

         カタクリ群落

【メモ】 駐車場は狭いので好天では満杯になりそう:
林道終点に10台ほど駐車可能ですが、このコースは地元ハイカーにはよく知られているらしく、好天の休日には溢れてしまうそうです。幸いというか、不運というか、あいにくの雨模様でハイカーも少なくどうやら滑り込みセーフでした。早速、雨具を着け、駐車地から沢に降りて(この沢の渡渉点のすぐ上には小さな滝があります。)登り返すといきなり急登が始まります。ぐんぐん高度を上げるので効率はよいものの、まだ山の身体になりきらないうちの急登ですからなかなかつらい登りです。でも早くもユキワリソウ、カタクリが姿を見せてくれ、つらいだけの登りではありません。

階段登りが待っている:
カタクリに慰められながら階段の急登 

一旦傾斜が緩くなってやれやれと思う間もなく、行く手に階段が現れます。話には聞いていたものの、なかなか大変な登りです。しかしそれも束の間、階段が終わるとあとは花を眺めながら比較的坦々とした登りとなります。花も見られなくなり、尾根が平坦になったところでひょっこり広い登山道にとびだします。これは西生寺から登ってくるコースのようです。この道が整備されているにも拘わらずとんでもないどろんこ道で、今日のコースで一番の難所かもしれません。(^^;
おまけに雪が激しくなってきて情けない気分です。

山頂付近は景観一転:
右手にでかいアンテナとその建物が現れますが、そこから先はやっぱり弥彦。ハイカーの領分じゃありません。参拝者、と言うより観光客の領域ですから、早々に引き上げた方がいいかもしれませんが、今日に限って言えば社務所の軒下が雪を避けるのになんとも有り難く、とりあえずは弥彦の神様に感謝。
社務所から戻るような方向にわずか登ると山頂で、奥社と展望台があります。大展望のはずですが、あいにくの天候で、やむなく展望台の下に退避して、昼食にしました。展望台から投げ捨てられたごみを見ながらの昼食も、みぞれに打たれながらよりは多少マシです。
いくら待っても天気の回復するきざしもないので、みぞれの中をまた往路を逆にたどりました。
ユキワリソウ
観光地に隣り合わせなのに、静かで、花いっぱいで、(おそらくは)大展望で、オススメコースなのでしょうが、今日はいけない、この雪では感想もクソもなし、です。再訪を期して、今日のところは引き上げることにしよう。(^^;
【便利帳】 トイレ:山頂社務所脇