袈裟丸山塔ノ沢コース
袈裟丸への由緒正しきコース 魅力は塔ノ沢の渓流
アカヤシオの袈裟丸山に魅せられて、20年近くほぼ毎年5月になると通っています。なんといっても圧巻は二子山分岐から小丸山までの尾根、まさに山肌がピンクに染まります。ツツジ平のミツバツツジもまた圧巻。さらに八反張りコルの可憐なユキワリソウや塔ノ沢のニリンソウなど春の袈裟丸は花に包まれます。
いくつかの登路のなかで塔ノ沢をたどり寝釈迦を経て賽の河原に出る塔ノ沢コースは古くから登られていたためかどのガイドにもまっ先に紹介されていて、いわば代表的コースとなっています。沢そのものの美しさもさることながら、寝釈迦、相輪の塔など特異なポイントもあり実に変化に富んでいます。距離こそ長いものの山頂にこだわらなければ関東ふれあいの道として整備が整っていますので初心者でも安心して登れます。
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二子山
【日程】 1997年5月4日(賽の河原まで)
1998年5月17日(小丸山まで)【山域】 足尾 【天候】 雨のち晴れ 【地図】 1/25000袈裟丸山
【アクセス】 国道122号を草木ダム先の沢入で寝釈迦の道路案内に従って左折。林道を登って塔ノ沢登山口標識で右折。 【駐車地】 林道奥に駐車広場が2カ所。 【コース】 登山口 - (塔ノ沢沿い) - 寝釈迦 - 避難小屋 - 賽の河原 - 小丸山 - 前袈裟丸山
実行程約6.5時間 健脚向き
霧晴れる前袈裟丸(林道より)
【メモ】 美しい渓相の塔ノ沢、寝釈迦が中間ポイント:
沢入の国道からの分岐は大きな標識があります。(ビール調達には沢入に一軒酒屋さん)駐車地までおおむね舗装道路です。駐車地から荒れた林道をわずかに登ると登山口になります。
塔ノ沢沿いの道はよく整備されて快適に歩けました。沢筋にはニリンソウはじめたくさんの春の花が咲いていました。
寝釈迦は登山道の左手に少し登った高みにあります。やさしい姿がほほえましいですが、いったい誰が何の目的で、と不思議な気持ちになります。ここからの景観は塔ノ沢一帯を見下ろしむせるような新緑がまぶしいくらいでした。相輪の塔はこの寝釈迦の向かい側に立つ岩塔で名前の印象とは違って全くの自然物だそうです。
ここからさらに塔ノ沢は続きますが、植物も景観も変化に富み飽きることがありません。途中コバイケイソウ群落もありますがこの年も花には逢えませんでした。やがて水量がわずかになると避難小屋。水場は小屋の手前にありました。
賽の河原手前のシロヤシオ群落はすごい:
小屋から一投足で賽の河原にひょいと出ましたが、この小屋と賽の河原の間はみごとなシロヤシオ群落帯となっていて、貴婦人と呼ぶにふさわしい白い清楚な花が一面に開いていました。
賽の河原は高原状の溶岩台地でこのあたりからアカヤシオが目立つのですが、この年は時期的にはずれて散りかけの花をみることになりました。さらに北にコースをとるとカラマツ林になりますが、ここの林床と芽吹きの緑の美しさは格別です。
小丸山までの尾根は散歩道:
ロボット雨量計、1670m峰を経て小丸山までのゆったりとした尾根はアカヤシオに染まるまさに花の尾根で、時季さえ当たればすさまじいほどの景観になります。ただアカヤシオは開花の当たり年はずれ年の差が激しくまた開花期間も1週間というところで、なかなか気難しいところがあります。
小丸山(小袈裟)は袈裟丸連峰から皇海山まで見通せる展望台ですが、最近は周囲の木が育ちかつてのような展望地ではなくなってきています。
(今回はここまでで引き返しました)【寄り道】 このコース沿いといえば富弘美術館でしょうか。
温泉好きには水沼駅。駅が温泉です。【便利帳】 トイレ:避難小屋