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諏訪岳 すわだけ 323.7m

佐野市旧田沼町の東には唐沢山の連山が横たわっていますが、その北の端の連山最高峰が諏訪岳です。
連山の東麓の小野寺の里と結ぶ京路戸峠を越えて大慈寺と村檜神社を参拝し、また諏訪岳に登り返してさらに北に続く尾根を下って周回してきました。
【日程】 2008年2月11日
【山域】 安蘇
【地図】 1/25000田沼
【アクセス】 国道293号線旧田沼市街中心から唐沢山方面へ。秋山川手前で北へ左折。田沼工業団地に入り山麓つき当たりに京路戸公園(テニスコート)。
【駐車地】 テニスコート前に駐車場。2,30台。
【コース】 京路戸公園−京路戸峠−ふれあいの道−大慈寺−村檜神社−直登コース−諏訪岳−北尾根−京路戸公園
 (全行程3時間程度)

     


            諏訪岳頂上

               遠く日光白根を望む

                 村檜神社

【メモ】 静かな京路戸峠:
京路戸峠
京路戸峠へは京路戸公園の舗装道路からそのまま続く山道をたどります。すぐに左に諏訪岳直登の道が分かれますが、峠へは右へ登ります。20分ほどで静かな峠に登り着きます。休憩にちょうどよいベンチが置かれて、右に唐沢山へ、左に諏訪岳への丁字路となっています。峠の名が示すようにそのまま尾根越えの道が痕跡となって残っていますがどうやらこれは廃道のようです。(たぶん、その先の山麓に養鶏場か牧舎らしい建物があり、これらは伝染病のおそれから人の立ち入りを制限しますのでそのためなのかと思います。)
峠には関東ふれあいの道(松風のみち)として整備された尾根通しの登山道が通っています。左の諏訪岳へ向けてわずか登ると左側の展望が開けます。田沼の市街地の先に大小山、 大坊山、寺久保山、三床山などの低山群や安蘇、足尾の山々を眺めることができます。
展望地の先で道は二手に分かれ左をとると諏訪岳ですが、関東ふれあいの道は右へ尾根を離れて下り気味の道を行きます。しばらくはよく整備された水平道で周囲の樹林も美しくのんびり歩けます。
落葉樹の美しい関東ふれあいの道を大慈寺へ
水平道からやや急な下りとなると分岐があり左へ村檜神社、右へ大慈寺へと分かれます。村檜神社と大慈寺は隣どうしなのですが、ここから下る道はそれぞれ別の尾根になっています。

静寂の大慈寺と村檜神社:
このあたりからヒノキの植林地の中の階段状の道となります。ヒノキ林はあまり手入れもされていないらしく低層はほとんどヒサカキの藪となっています。
ヒノキ林が終わると突然大岩が現れ、そこに大きな宝篋印塔が建っています。案内板によれば大慈寺奥の院だそうで座禅石(黒岩山)とも呼ばれているようです。
岩上からは小野寺の里が一望ですが、真ん中に東北道、向かいは土砂採取場があり騒音がここまで届いて自然豊かな眺めとはいきません。
奥の院から先は大慈寺境内らしくヤブツバキ、ツツジなどが多くなり観音堂、相輪塔を経てひょいと大慈寺境内に降り立ちます。境内はしんと静まりかえりいかにも古刹にふさわしいたたずまいです。
大慈寺の歴史は開山の祖行基の天平の世まで遡るということですから古刹の中の古刹というに充分の風格です。
山門を抜けて通りに出ると今までの静寂はどこというようなダンプ街道で道の端を歩いていてもすれすれにダンプが走り抜けていきます。ほんの数十メートルの距離なのに木々に囲まれているせいかこの騒音は境内まではとどいていなかったということです。
大慈寺のすぐ隣に村檜神社はあります。こちらはさらに古く、下野の国三ノ宮として天平以来の歴史を誇っています。鳥居をくぐり石段を登ると重要文化財の檜皮葺の本殿があります。本殿脇の杉の大木はかなりの樹齢のようです。
本殿の左手から登山道が始まります。神社裏手の一帯はサクラやつつじが植栽されて園地となっています。道は複雑に入り組んでいますが、どの道を選んでも尾根で一緒になるようです。
尾根に出るとしばらくは落葉樹の気分よい平坦な道で、そのうちに急な階段となり先ほどの大慈寺分岐となります。
このまま京路戸峠近くまで戻ってもいいのですが、途中から諏訪岳に直登する道が分かれますのでこちらをとりました。ところがこの登路はとてつもない急な登りで、それも電光を切ることもなく上へ上へと直線登りとなっています。効率はよいのですが、たびたび息を整えなければなりません。

     宝篋印塔

            大慈寺境内

展望の諏訪岳頂上:
露岩が現れると急登から解放されます。石祠が2つ、その一つには卍が彫ってあります。山中で石祠といえば古来の神様ときまっていますが、卍とは珍しいですね。
頂上は三角点と山名板があるだけの特にこれといった特徴もない高みですが、四方から山道が集まっています。山頂からすぐ先の肩からは大きな展望が広がっています。間近の安蘇前衛の山々、熊鷹山や氷室山など安蘇核心の山々、袈裟丸山、皇海山、庚申山など足尾の山々、そして日光白根山や男体山、女峰山など日光の山々が一望です。遠く那須まで見ることが出来ました。
しかし、岳望は素晴らしいものの、この地方は石灰岩鉱山や土砂採取場などが多くそれらが視界に入って地元の重要な産業だと知ってはいてもちょっぴり興ざめの感は拭えません。

下山は北側に延びる尾根から:
下山路は尾根通しに北に延びるコースをとりました。尾根通しとは言っても急峻でおまけに前日の雪でけっこう難儀な道でした。途中岩場などもありますが、下半分は笹に囲まれた荒れた植林地で、あまり山を楽しむ雰囲気ではなくただの下山路といったところです。
途中から尾根をはずれてわずかで京路戸公園の駐車場下に飛び出しました。
【収穫】(^_^; 48片 180g