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岩櫃山(802m)

かわいい岩峰は遅紅葉をまとってとてもきれいでした

岩櫃山で遊んできました。
遅紅葉で全山渋めに色づくこの時季、この小さな岩峰は一年で最も魅力的になります。落葉の遅いカエデは真っ赤に 色づいて、透かして見上げる空は早や冬の澄んだ青、足下には気の早い落ち葉を敷きつめてかさこそと気分の良い斜 面となって、この微妙な季節の移ろいのほんの一瞬こそこの山の魅力です。
次々現れる鎖や梯子をたどる道は、子供の頃に還った気分でじつに楽しく歩けます。わいわい言いながらあっという 間に頂上に達してしまいました。せまい岩峰のピークからは360度の大展望、ぐるり上州の山々がほとんど見渡せ ます。
帰路はちょっと遠回りになりますが岩櫃城址を経由してみました。こちらは一転してのんびりとしたコースで、裏山 という感じでした。


  遅紅葉に包まれた岩櫃山の岩峰群

  頂上より見た北東ピーク(遠く日光白根や武尊を望む)

【日程】 2000年11月29日
【山域】 上州(吾妻川流域)
【天候】 快晴
【地図】 1/25000群馬原町
【アクセス】 国道353号で群馬原町の先、郷原駅直前で右折、踏切を渡ってすぐ突き当たりを左折、またすぐ酒屋先を右折。しばらく道なりに進んで突き当たりを左折。右手に岩峰の見える畑地脇まで車で進入可。
混雑するときは渋川から吾妻川南側の県道35号を走り原町の先で国道に合流する方が早いようです。
【駐車地】 郷原駅に10台程度
密岩通り登山口路肩2台(地元の方に邪魔になるのでできれば駅に)
【コース】 郷原駅=密岩通り登山口−コル−天狗の架け橋−岩櫃山−東北ピーク−赤岩通り分岐
−尾根通り−岩櫃城址−郷原駅

【メモ】 密岩通り:
郷原駅から見上げると覆い被さるほどの岩峰を連ねて、とても一般ハイキングコースとは思えませんが、実際は整備が行き届いて歩きやすく、要所要所に鎖や梯子が設置されて難なくコルに達することができます。
急な登りだけあって、足下の民家があっという間に目の真下に見下ろせるようになります。豪快な岩とカエデの紅葉に囲まれなかなか楽しい道です。
密岩神社への道は廃道になってしまっていて、いつもカモシカに会える岩場には回れませんでした。

稜線は鎖場の連続:
コルについてほっとする間もなくここからは鎖や梯子の連続です。ほどなく天狗の架け橋の難所。文字通り架け橋になった狭い岩の上を通過しなければなりませんが、数年前に捲き道ができて不安ならそちらを通過できます。
稜線はほとんど断崖の縁を通るので万一落ちれば一巻の終わりですが、要所は程良く整備され危険は感じられません。当然、眺めは圧巻です。ほとんど足の下と言っていいほどの角度で郷原の集落が見下ろせます。空中散歩そのものです。見渡せば上州の山ほとんどが眼に飛び込みます。

頂上から東北ピークまで:

(頂上より白砂山)

頂上はコブという感じで、稜線から鎖を伝ってさらに一登りです。大きな展望が拡がっていて、とりわけ白くなり始めた草津方面の山々や白砂山が印象的です。中景の上州武尊や赤城山のその先に遠く谷川岳や日光までも見通せます。近隣の高田山、蒿山、十二が岳、そして南に大きく榛名の山々が横たわっています。
声が届く近さの隣の北東ピークにも十数人のハイカーが展望を楽しんでいるのが見えました。
こちらも同様の大展望でした。ここは岩の上にも南斜面にも休憩に手頃な場所があってお昼にするには丁度良い場所です。例によって、どこから出てきたかと思うほどの豪華な昼食。(^^)

尾根通りから岩櫃城址へ:
赤岩通り分岐を経て尾根通りを通るコースは紅葉のきれいな雑木の林を歩く気分の良い道です。
ここは複雑なコース取りになっていて、まず左へ城址に向かう沢コース、次ぎに右へ郷原へ向かうコースを分けて、そのまま進むと尾根コースとなります。郷原へ向かうとさらに分岐し、右に赤岩通り、左にサブコースと分かれます。当初赤岩通りを分けてサブコースで戻る予定でしたが、サブコース分岐が尾根コース分岐より前に現れると勘違いして結局尾根コースを取ることになりました。
沢コースと尾根コースは声を掛け合えば通じる程の距離で並行に走っていて結局一緒になります。その辺りが岩櫃城址。東屋とベンチがありきれいに刈り込みされて休憩に丁度良い場所です。案内板にいろいろと岩櫃城の歴史が書かれています。

帰路はぐるり山麓を半周:
すでに岩櫃城址はかなり東寄りです。下山路はさらに東に引っ張られて、これは原町から電車で郷原に戻らなければならないかと不安な気持ちにさせられます。でも、下りきった辺りで右に向かう道に出て、あとは、今しがた歩いた稜線の豪快な岩を見上げながらのんびり郷原に戻るだけ。
【寄り道】

原町に岩櫃城温泉。
小野上村、東村にも日帰り温泉。

【便利帳】 トイレ  :郷原駅